樹木葬が今人気の理由とは!?向いている人の特徴

今回は、樹木葬がどういう方に向いているのかまた、向いていない方について解説！

樹木葬の人気の理由をわかりやすく解説します。

樹木葬とは

樹木葬は、墓石の代わりに樹木や草木をお墓のシンボルとする埋葬方法です。

自然との調和を重視しており、ご遺骨を樹木の周囲に埋葬します。ただし樹木をシンボルにすればどこに埋葬してもいいわけではなく「墓地、埋葬等に関する法律」により認可されている墓地にしか埋葬できません。

お墓や納骨堂、永代供養墓とご遺骨供養の選択肢が増えるなか、2018年頃から樹木葬のシェアが急成長を遂げています。

樹木葬が人気の理由

1. お墓の継承者問題が解決
2. 維持管理の負担がなくなる
3. お花や樹木があり自然に囲まれている
4. 宗旨宗派を問わない
5. 一般のお墓を建てるより費用を抑えられる
6. 維持管理費がかからない

①お墓の承継者問題が解決

樹木葬は、お墓の承継者を必要としていません。

樹木葬はご納骨したご遺骨を土にに還す事で永代供養を行います。従来のお墓のように次世代への承継は必要ありません。

樹木葬の中には、最終敵に合祀墓へ埋葬され永代供養を行う物もあるが、どちらもお墓の承継者を必要としない。

②維持管理の負担がなくなる

樹木葬はご納骨をするのみ。

従来のお墓の場合、定期的なお掃除や除草など管理が必要です。定期的な帰省が難し方や高齢の方には負担がかかります。

樹木葬は納骨後の維持管理を必要としません。樹木やお花などの管理は霊園が行います。

③お花や樹木があり自然に囲まれている

綺麗なお花や樹木があり自然のなかで眠ることが出来る。

樹木葬を選ばれる方の中には自然の中で眠りたいという方が多いです。

但し、里山型の樹木葬の中には季節により花や葉がなくなり雪山のようになることがあるので目的に合った形の樹木葬を選択することで後に後悔をしないようにしましょう。

④宗旨宗派を問わない

樹木葬は基本的に宗旨宗派を問いません。

人が亡くなったら自然に還る自然葬は、新しい供養の形・考え方に基づくため、基本的に宗旨宗派を問わない遺骨供養の方法です。

もとから宗旨宗派を問わない民間霊園はもちろん、寺院墓地の場合でも樹木葬に関しては宗旨宗派を問わない寺院が多いでしょう。

⑤一般のお墓を建てるより費用を抑えられる

樹木葬の費用目安は、約5万円～100万円程です。

墓石を建てずに草花や樹木のふもとに埋葬される樹木葬は、従来のお墓と比べて費用が格段に安く収まります。従来のお墓を建てる費用目安は約150万円～300万円ほどとされますが、樹木葬の費用目安は約5万円～100万円ほどです。

ただし従来のお墓は一度建てると代々継承され、代が途絶えるまでご遺骨が納骨できます。一方で樹木葬は人数単位のご遺骨供養なので、人数ごとの費用システムです。

⑥維持管理に費用がかからない

樹木葬は基本的に、初期費用のみです。

樹木葬は墓石を建てないため、納骨後に修理修繕や建て替えなどを必要としません。但し、墓標を設けるタイプの樹木葬の場合は命日を彫刻する際に費用が発生する場合があります。

またご遺骨が土に還る樹木葬は、基本的に納骨後に年間管理料もないでしょう。納骨の際に費用は発生する場合もあるので契約前に確認しておくと安心です。

ただし個別安置期間を設けた樹木葬プランの場合、個別安置期間は年間管理料を支払うものもあるので、契約前に確認をすると安心です。

樹木葬に向いていないひと

従来の供養方法にこだわりがある人には向いていません。先祖代々継承してきたお墓、供養する慣習が根強く残る家もあるでしょう。

お墓の継承を代々行い、後世まで守ってもらいたい場合、樹木葬は継承する形式の供養方法ではないのでおすすめできません。

樹木葬に向いているひと

お墓の跡継ぎとして身内や親族がいない方

一般的なお墓とされている一般墓では家族や親族、身内などの家系において代々受け継いで供養・管理をしていくことを負担に考えるかたが増えています。

樹木葬であれば、ほとんどの場合永代供養付きであるため、お墓の心配をせず、誰にも迷惑をかけることなく、眠ることができます。

コストをなるべく抑えたい方

従来のお墓を建てる費用目安は約150万円～300万円ほどとされますが、樹木葬の費用目安は約5万円～100万円ほどです。

なお、金額面については興味のある樹木墓地にてお見積りをすることで確認できますので、問い合わせしてみましょう。

まとめ：樹木葬人気の理由には選択肢の多さもあります

樹木葬はお花や樹木を墓標とした、墓石を持たないご遺骨の供養方法です。

樹木葬を選ぶならば、費用を抑えたい、継承者のいらない供養がしたい、自然に還りたいなど、目的を明確にして後々まで後悔しない樹木葬を選ぶことができるでしょう。